チルベアについて

街を歩くチルベア

 

「都会で一旗あげてやる!」

 

そう意気込んで生まれ故郷、熊の谷を飛び出したチルベア。

コンピュータの会社に入り働きはじめました。

 

しかしそこで知ったのはビル風の冷たさと満員電車の窮屈さ。

駅直結の商業ビルが一番立派な建物という街で育ったチルベアには、都会は合わなかったのです。

 

チルベアは旅に出ることにしました。

世界有数の大都市を抜け、

お好み焼きの街を通り、

南へ、南へ、海も越え…

 

そうして北九州、小倉に辿り着きました。

居酒屋、服屋、映画館…

この街には必要なものがみんなありました。でもありすぎることはありません。

チルベアにはそれがちょうどよかったのです。

 

チルベアはここでお店を開くことにしました。

何のお店にしようか…一服しようとして煙草を取り出した時、良い考えを思い付きました。

煙草屋にしよう!

時間を忘れてゆっくりできる場所を作ろう!

 

思えばチルベアの生活は煙草とともにありました。

熊の谷を発つ新幹線を待つ時。

同僚と仕事の休憩をする時。

上司が先に帰り残業が確定した時。

海の見える街へ旅行した時。

そして都会を出る決心をした時。

いつでも煙草を吸うひとときとニコチンはチルベアを支えてくれていたのです。

 

こうしてチルベアは水煙草屋、いわゆるシーシャ屋を始めました。

もう自分に合う場所を探す必要はありません。

それは作ってしまえばいいとわかったからです。

 

小倉のシーシャ屋「CHILL BEAR」は今日ものんびりとオープンしています。

 

シーシャ屋の仕事をするチルベア